しゅんそくちょうはん【駿足長阪】
すぐれた人は、苦難を恐れず、自分の才能を試してみたいと思うこと。足の速い馬ほど、長い坂を越えてみたいと思うという意味。
しゅんぷうたいとう【春風駘蕩】
春の景色ののどかなさま。春風がそよそよと気持ちよく吹くさま。また、温和でのんびりとした人柄のたとえ。▽「駘蕩」は春ののどかなさま。のびのびしたさま。
しょうかいっしん【上下一心】
身分の上下を問わず、心を一つにすること。また、心を一つにして事に当たること。▽「上下しょうか心こころを一いつにす」と訓読する。「上下」は「じょうげ」とも読む。
しょうかふりょう【消化不良】
食物を分解・吸収する消化器官の働きが弱まることにより、嘔吐や下痢などの症状を起こすこと。また、物事や情報を理解しきれずに、完全に自分の知識として吸収できない状態のたとえ。
しょうしゃくしゅくりつ【銷鑠縮栗】
がっかりしたり、恐れたりして逃げ去ること。気分が沈み込んだり、恐怖でおびえたりするさま。
しょうしんかんぜつ【焦唇乾舌】
唇や舌が乾くほどに辛苦すること。大いに焦燥すること。また、大いに言い争うことのたとえ。大いに焦るさまに用いられることもある。唇が焦げ舌が乾く意から。▽「唇くちびるを焦こがし舌したを乾かわかす」と訓読する。「乾舌焦唇かんぜつしょうしん」ともいう。「唇」は「脣」とも書く。
しょうしんしょうめい【正真正銘】
まったくうそ偽りがないこと。偽りのない本物であること。うそ偽りのないことを強調する語。▽「正真」は真実であること。本物であること。「正銘」は本物であること。由緒正しい銘がある意。
しょうしんよくよく【小心翼翼】
本来は、慎み深くうやうやしいさまをいう語。転じて、気が小さく、びくびくしているさま。▽「小心」は注意深くする、慎み深いこと。また、気が小さいこと。「翼翼」は慎み深いさま、うやうやしいさま。「翼翼小心よくよくしょうしん」ともいう。
しょうじじだい【生死事大】
生き死にの問題は重大であり、それをいかに超越するかが最大事であること。生死を繰り返す、この世の迷いを捨てて悟りを開くことは、いま生きているこの時しかなく、最も大切なことであるという。求法ぐほうの切なることをいう。▽仏教、特に禅宗の語。
しょうじふじょう【生死不定】
いつ生まれて、いつ死ぬのかは、わからないということ。また、仏教のことばとしては、人生は、はかなくむなしいものだという意味。