しょうしんくりょ【焦心苦慮】
心を痛めて、あれこれ思いをめぐらし悩むこと。▽「焦心」は気をもむこと。「苦慮」は心を悩まし考えること。
しょうちゅうのたま【掌中之珠】
自分のいちばん大事なたからもの。手の中に握りしめている大切な珠玉という意味。最愛の妻や子どもをさす場合が多い。
しょうねつじごく【焦熱地獄】
焦げて燃え上がらんばかりに熱い場所のこと。悪事をはたらいた者が、地獄で投げ込まれる猛火の場所の意味。八大地獄の一つ。
しょっけんはいじつ【蜀犬吠日】
無知な人は、当たり前の事柄にも、怪しんで恐れること。また、見識もなく劣った者が、他人の言動をむやみに批判すること。
しんきいってん【心機一転】
ある動機をきっかけとして、すっかり気持ちがよい方向に変わること。また、あることをきっかけに、すっかり気持ちや心をよいほうに入れかえること。▽「心機」は心の働き・心のはずみ・気持ち。「一転」はまったく変わる、がらりと変わること。
しんしょうぼうだい【針小棒大】
些細ささいな物事を、おおげさに誇張して言うこと。▽針ほどの小さいものを、棒ほどに大きく言う意から。
しんすいのろう【薪水之労】
炊事などの日常の雑事を苦労をいとわずすること。薪たきぎを採りに行ったり、水を汲くんだりして、人のために苦労して働くという意味。また、骨身を惜しまず、人に尽くすこと。
しんれいげんしょう【心霊現象】
科学の力によって解明・立証のできない不可解な出来事。超自然的な現象。
しんろうしんく【辛労辛苦】
つらい目にあって、非常に苦労すること。▽「辛労」「辛苦」はともに、たいへん苦しむこと。非常につらい思いをすること。「辛労辛苦」は、「労苦」を分けて、それぞれに「辛(つらい)」を加えた語。
じんじふせい【人事不省】
まったく知覚や意識を失うこと。重病や重傷などで意識不明になり、昏睡こんすい状態になること。▽「人事」はここでは、人のなしうることの意。「不省」はわきまえない、かえりみない意。