いっかんふうげつ【一竿風月】
釣り竿を手に、風流を楽しむ意から、俗事を離れ自然に親しみ悠々自適の生活をおくることのたとえ。
えんこうきんこう【遠交近攻】
遠い国と手を結び、背後から牽制けんせいさせながら近い国を攻める策。▽中国戦国時代の范雎はんしょが秦王しんおうに進言した戦略。
けいがいのちき【傾蓋知己】
一度出会っただけで、昔からの友人のように親しくなることのたとえ。
げんぷじぼ【厳父慈母】
わが子に対して厳しい父親と愛情の深い母親のこと。
さいしけんぞく【妻子眷族】
妻や子など、家族と血縁にある親族のこと。また、一族とその従者や部下。▽「眷族」は血のつながりのあるもの。一族。また、従者や部下。「族」は「属」とも書く。
させきゆうけん【左戚右賢】
親類や身内の者を低い位におき、賢者けんじゃを重用すること。
さんしのれい【三枝之礼】
礼儀を尽くし、親孝行すること。親に対して、礼を重んじて接すること。
さんせいのよう【三牲之養】
親を豪華な食事でもてなし孝行すること。親孝行を惜しまないという意。
さんぷのよう【三釜之養】
薄給の身であっても、喜んで親を養い、孝行すること。「三釜の養をなす」という形で使われる。
じうはんぽ【慈烏反哺】
子が親の恩に報いて孝養を尽くすこと。親孝行のたとえ。情け深いからすが幼いときの恩を忘れず、老いた親に口移しで餌えさを与える意から。▽「慈烏」はからすの異称。からすは、幼いとき親が口移しで餌を与えてくれた恩を忘れず、成長すると親に餌を与えてその恩を返すという。「哺」は口中の食物のこと。