両方のひとみ。両眼

忙しくて落ち着かないこと。「—の間 (かん) 」

「身生 (しんせい) の—に逐 (お) われて」〈蘆花不如帰

  1. 顔かたち。容貌。「異様な—」

  1. 物事のようす。様相。「陰惨な—を呈する」

[名](スル)なくなること。ほろびること。また、うしなうこと。

寺院内にある、僧の起居する建物

僧のかぶる帽子。

[名](スル)
  1. 慕い仰ぐこと。

    1. 「半蔵が日ごろその人たちのことを—していた水戸の藤田東湖、戸田蓬軒なぞも」〈藤村夜明け前

  1. 心に思い描いて待つこと。

    1. 「新社会の実現を日々に—しつつある者」〈河上肇貧乏物語

民 (たみ) 。人民蒼生 (そうせい) 。

[補説]書名別項。→蒼氓
[ト・タル][文][形動タリ]
  1. 見渡すかぎり青々として広いさま。「—たる大海」

  1. ほの暗いさま。

    1. 「—と暮れかけて来た窓ぎわの」〈里見弴多情仏心

石川達三の長編小説。ブラジル移民主題とする三部作の第一部として、昭和10年(1935)に発表同年、第1回芥川賞受賞。第二部「南海航路」および第三部「声無き民」は昭和14年(1939)に発表された。昭和12年(1937)映画化、昭和35年(1960)テレビドラマ化。

出典:青空文庫

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2023年6月