だいごかいどう【醍醐街道】
京都市伏見から醍醐・山科・逢坂関 (おうさかのせき) を経て、滋賀県大津市に至る道。醍醐路。
だいごさん【醍醐山】
京都市伏見区東部にある山。山上に西国十一番札所の准胝堂 (じゅんでいどう) がある。日野岳。
だいごじ【醍醐寺】
京都市伏見区にある真言宗醍醐派の総本山。山号は深雪山・笠取山。開創は貞観16年(874)、開山は聖宝。笠取山全山が寺域で、准胝 (じゅんでい) 堂や如意輪堂などのある山上を上 (かみ) 醍醐、三宝院・金堂・五重塔のある山麓を下 (しも) 醍醐という。江戸時代、三宝院は修験道当山派の拠点だった。国宝の五重塔は創建当初のもので、京都における最古の塔。ほかに多数の国宝・重要文化財・古文書を所蔵。平成6年(1994)「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産(文化遺産)に登録された。
出典:青空文庫
・・・勢いならでは歌わず、醍醐の入江を夕月の光砕きつつ朗らかに歌う声さ・・・ 国木田独歩「源おじ」
・・・西の書を読みつくして大悟したる大哲学者と皆人恐れ入りて閉口せり。・・・ 幸田露伴「ねじくり博士」
・・・二十年をへてようやく大悟・徹底し、以後四十年間、衆生を化度した。・・・ 幸徳秋水「死刑の前」