《「ね」は鳴き声の擬声、「こ」は親愛の気持ちを表す接尾語》

  1. 食肉目ネコ科の哺乳類。体はしなやかで、足裏肉球があり、爪を鞘に収めることができる。口のまわりや目の上に長いひげがあり、感覚器として重要。舌はとげ状の突起で覆われ、ざらつく。夜行性で、目に反射板状の構造をもち、光って見える。瞳孔は暗所で円形に開き、明所で細く狭くなる。単独で暮らす。家猫はネズミ駆除のためリビアヤマネコやヨーロッパヤマネコなどから馴化 (じゅんか) されたもの。起源はエジプト王朝時代にさかのぼり、さまざまな品種がある。日本ネコは中国から渡来したといわれ、毛色により烏猫虎猫三毛猫斑 (ぶち) 猫などという。ネコ科にはヤマネコトラヒョウライオンチーターなども含まれる。

  1. 《胴を猫の皮で張るところから》三味線のこと。

  1. 《三味線を弾くところから》芸妓のこと。

    1. 「—が一枚とびこむと、八右衛門がしらまで、浮気になってがなりだす」〈魯文安愚楽鍋

  1. 猫火鉢」の略。

  1. 猫車」の略。

[補説]作品名別項。→

洋画家、藤田嗣治絵画油彩昭和15年(1940)制作副題は「闘争」。猫の群れが争うさまを描いたもの。東京国立近代美術館蔵。

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

検索ランキング

2023年11月