1. ひとつ。いち。

  1. (名詞や動詞の連用形の上に付いて)

    1. ㋐一つ、または1回の意を表す。「—包み」「—勝負

    2. ㋑不特定の一時期や大体の範囲などを表す。「—ころ」「—わたり」「—通り」

    3. ㋒ちょっとしたものであることを表す。「—かど」「—くせ」

    4. 全体に及ぶさまを表す。全部。…中 (じゅう) 。「—皿たいらげる」「—夏を山荘で過ごす」

    5. ㋔(「ひと…する」の形で)軽くある動作を行う、あることをひととおりする意を表す。「—眠りする」「—風呂浴びる」

[名]
  1. 動物分類学上は、霊長目ヒト科ヒト属の哺乳類。直立二足歩行し、手で道具を使い、大脳はきわめて発達し、複雑な言語をもつ。多様文化伝承し、地球上で最も栄えた文明をつくり上げている。現生種は一種だけ。学名はホモ‐サピエンス。人間。人類

  1. 個々の人間。ある特定個人。「裕福な—」「大阪の—」「目上の—」「—は一代、名は末代

    1. ㋐その事をするのにふさわしい人材有能人材。「彼は教育界では得がたい—です」

    2. ㋑ある仕事職業などに従事する人材。「—を募集する」「—が不足している」

  1. 成人に達した者。おとな。

  1. 人柄性質。「—が悪い」

  1. 世間の人間。「—の目を気にする」「—に何といわれようと平気だ」

  1. 自分と相手以外の人間。他人。「—の悪口をいう」「三時に—が来る」「迎えに—を遣る」

  1. 話し手が自分を第三者のようにいう語。わたし。「—のことも少しは考えてくれよ」

    1. ㋐妻が他者に対して、夫をいう語。「うちの—」

    2. 意中相手恋人

  1. 10 法律上、権利義務の帰属主体である地位または資格。権利能力者。自然人法人とがあり、狭義には自然人だけをさす。

  1. 11 人民臣下臣民

    1. 「君も—も身を合はせたりといふなるべし」〈古今・仮名序〉

  1. 12 身分

    1. 「—もいやしからぬ筋に」〈夕顔

  1. 13 人里。人気 (ひとげ) 。

    1. 「—に遠くて生 (お) ひ出でさせ給ふめれば」〈・総角〉

  1. 14 従者。家来。供。

    1. 「某も—を持ってござれども」〈虎明狂・二人大名

[代]二人称の人代名詞。あなた。
    1. 「誠に、—は十三、我は十五より見そめ奉り」〈平家・七〉

徒党を組んで略奪暴行などをする悪者。匪賊

金銭の使いみち。使途。「租税の—」

出典:gooニュース

出典:青空文庫

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