多事多端の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

たじ-たたん【多事多端】

仕事が多くてたいへん忙しいさま。▽「多事」はするべき仕事が多いこと。「端」は物事の始めの意で、「多端」は仕事が多く忙しいさまをいう。

句例

多事多端な年であった

用例

あまりに多事多端で、彼女の存在を、まったく忘れていたところへ、その凶報で、千春は、われを失う衝動を受けた。<獅子文六・青春怪談>

類語

多事多忙

活用形

〈―ナ〉

多事多端の解説 - 学研 四字熟語辞典

たじたたん【多事多端】

仕事が多くて非常に忙しいさま。

注記

「多端」は、非常に忙しいさま。

表記

「多事」を「他事」と書きちがえない。

用例

この女王様を父と会わせるに就いては、自分が介添となるべきことを最も有利なりと信ずるものがあればこそ、彼は女王を擁して、善は急げで、内外の多事多端なる責任の地位を抛擲ほうてきして急行しつつあるものでしたが、〈中里介山・大菩薩峠　京の夢おう坂の夢の巻〉

類語

多事多難

多事多端の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

たじ‐たたん【多事多端】

［名・形動］

1. １ 仕事が多くて、非常に忙しいこと。また、そのさま。

1. ２ 事件がうち続き、世の中が騒がしくて穏やかでないこと。また、そのさま。

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