いちにん-とうせん【一人当千】
非常に大きな力や実力があること。きわめて勇気のあること。一人の力が千人の力にも匹敵する意から。▽「千」は「ぜん」とも読む。「一人いちにん、千せんに当あたる」と訓読する。
うんじょう-りょうへん【雲蒸竜変】
英雄や豪傑などのすぐれた人物が、時運に乗じて出現し活躍すること。雲がわき起こり竜りゅうが勢いを増して、変幻自在に活動する意から。▽天に昇る竜は雲を呼び起こし、その勢いをさらに増すという。「雲蒸」は雲がわき起こること。「竜」は「りゅう」とも読む。
えいしゅん-ごうけつ【英俊豪傑】
多くの人並みはずれた才能や能力をもつすぐれた人物。▽「英」「俊」「豪」「傑」ともに、人並みはずれて秀でていること。また、その人。
えいゆう-ぎじん【英雄欺人】
卓抜した能力をもつ人は、そのすぐれたはかりごとで、普通の人が思いもよらない手段や行動をとるものであるということ。▽一般に「英雄えいゆう人ひとを欺あざむく」と訓読を用いる。
かいだい-むそう【海内無双】
この世に並ぶものがないほどすぐれていること。▽「海内」は四海の内・この世・天下。「無双」は並ぶものがない、二つとないこと。
きう-そうだい【気宇壮大】
心意気、度量や発想などが人並みはずれて大きいさま。▽「気宇」は心の持ち方、度量。「壮大」は非常に大きくて立派なさま。
こくし-むそう【国士無双】
国中で並ぶ者がないほどすぐれた人物のこと。▽「国士」は国の中で傑出した人のこと。「無双」は二つとない、並ぶものがないこと。もと、漢かんの蕭何しょうかが、後に軍の指揮官として漢王朝の成立に大功をあげた韓信かんしんを評して、劉邦りゅうほう(漢の高祖)に推薦したときの語。
てんか-むそう【天下無双】
天下に並ぶ者がいないほど、すぐれているさま。また、その人。▽「無双」は世に並ぶものがないさま。「下」は「が」、「無」は「ぶ」とも読む。