グリス【Juan Gris】
[1887〜1927]スペインの画家。ピカソ・ブラックらと交わり、キュビスム運動に参加。
グリニャール【François Auguste Victor Grignard】
[1871〜1935]フランスの化学者。有機合成にマグネシウムを用いる反応を研究し、グリニャール試薬を発明。1912年、P=サバティエとともにノーベル化学賞受賞。
グリフィス【David Wark Griffith】
[1875〜1948]米国の映画監督。多様な表現技法を開拓、映画芸術の父とよばれる。作「国民の創生」「イントレランス」。
グリフィス【William Elliot Griffis】
[1843〜1928]米国の教育者・宗教家。1870年、来日。福井藩の理科教師となり、のち、大学南校で教える。帰米後、講演や著述で日本を紹介。著「ミカドの国」など。
グリボエードフ【Aleksandr Sergeevich Griboedov】
[1795〜1829]ロシアの劇作家・外交官。当時の農奴制社会の悪徳を風刺、ロシア写実主義文学の先駆者となった。喜劇「知恵の悲しみ」など。
グリム【Grimm】
(Jacob〜)[1785〜1863]ドイツの言語学者・文献学者。の兄。弟とともに「グリム童話」「ドイツ語辞典」などを編集。また、「ドイツ語文法」を著し、ゲルマン語の子音推移の法則(グリムの...
グリューネワルト【Matthias Grünewald】
[1470ころ〜1528]ドイツの画家。ゴシックの伝統とルネサンスの新要素とが拮抗(きっこう)する、表現主義的な画風で知られる。作「イーゼンハイム祭壇画」など。グリューネバルト。
グリルパルツァー【Franz Grillparzer】
[1791〜1872]オーストリアの劇作家。ロマン主義の時代にあって、古典主義への復帰を理想とした。戯曲「サッフォー」「金羊毛皮」、小説「哀れな辻音楽師」など。
グリンカ【Mikhail Ivanovich Glinka】
[1804〜1857]ロシアの作曲家。ロシア国民楽派の祖とされる。作品に、オペラ「ルスランとリュドミラ」など。
グリンメルスハウゼン【Hans Jakob Christoffel von Grimmelshausen】
[1622ころ〜1676]ドイツの小説家。「阿呆物語」は、教養小説の先駆とされる。
グリーグ【Edvard Hagerup Grieg】
[1843〜1907]ノルウェーの作曲家。オスロに音楽協会を設立。民族的色彩の強い音楽を作った。作品に「ペール=ギュント」「ピアノ協奏曲」など。
グリーン【Graham Greene】
[1904〜1991]英国の小説家。カトリックの立場から、現代人の不安と虚無とを描く。作「権力と栄光」「情事の終わり」など。
グリーン【Julien Green】
[1900〜1998]フランスの小説家。精神と肉体の相克、信仰と罪などの問題をカトリックの立場から追究した。小説「幻を追う人」「閉された庭」「アシジの聖フランチェスコ」など。
グリーン【Thomas Hill Green】
[1836〜1882]英国の哲学者。新ヘーゲル主義の立場から自我実現説を説いた。主著「倫理学序説」。