けんえん【蘐園】
荻生徂徠(おぎゅうそらい)の別号。また、その塾の名。
けんこう【兼好】
[1283ころ〜1352ころ]鎌倉後期から南北朝時代の歌人・随筆家。本名、卜部兼好(うらべかねよし)。吉田兼好は後世の俗称。後二条天皇に仕えて左兵衛佐(さひょうえのすけ)に至ったが、のち出家。和...
けんざん【乾山】
⇒尾形乾山(おがたけんざん) 「乾山焼」の略。
けんしゅん‐もんいん【建春門院】
[1142〜1176]後白河天皇の女御。平時信の娘で、名は滋子(しげこ)。平清盛の妻、時子の妹。高倉天皇を産んだことにより、平氏一門の繁栄の基となった。
けんしょう【顕昭】
[1130ころ〜1210ころ]平安末・鎌倉初期の歌人・歌学者。藤原顕輔(ふじわらのあきすけ)の養子。義兄清輔とともに六条家歌学を大成。著「袖中抄(しゅうちゅうしょう)」「古今集註」など。
けんしん‐だいし【見真大師】
親鸞(しんらん)の諡号(しごう)。
けんじゅ【賢首】
《「げんじゅ」とも》中国華厳宗の第三祖、法蔵の大師号。
けん‐そう【憲宗】
[1208〜1259]モンゴル帝国第4代皇帝。在位1251〜1259。名は蒙哥(マング)。フビライの兄。カラコルムに都し、内政を整え、弟らに雲南・チベット・ペルシアを攻めさせ、1257年、自ら南...
けんぞう‐てんのう【顕宗天皇】
記紀で、第23代の天皇。名は弘計(おけ)。履中(りちゅう)天皇の孫。父市辺皇子が雄略天皇に殺されたとき、兄の億計(おけ)王(のちの仁賢天皇)とともに身を隠したが、嗣子のない清寧(せいねい)天皇に...
けんとく‐こう【謙徳公】
藤原伊尹(ふじわらのこれただ)の諡号(しごう)。
ケンドルー【John Cowdery Kendrew】
[1917〜1997]英国の化学者・生物学者。結晶たんぱく質のX線解析により、たんぱく質の分子構造を明らかにした。1962年、ペルツとともにノーベル化学賞受賞。ケンドリュー。
けんにょ【顕如】
[1543〜1592]安土桃山時代の浄土真宗の僧。本願寺第11世。諱(いみな)は光佐(こうさ)。元亀元年〜天正8年(1570〜80)の間、織田信長と戦い、正親町(おおぎまち)天皇の仲裁で和議を結...
ケンプ【Wilhelm Kempff】
[1895〜1991]ドイツのピアノ奏者。ベートーベンをはじめ、ドイツ古典派・ロマン派の正統的解釈で知られる。
ケンペル【Engelbert Kämpfer】
[1651〜1716]ドイツの医学者。1690年、オランダ東インド会社の医師として来日、2年間滞在。日本の歴史・政治・社会・宗教・地理・動植物などを「日本誌」「江戸参府紀行」などに著述。
けんぼう‐ひでとし【見坊豪紀】
[1914〜1992]国語学者。東京の生まれ。東京帝国大学在学中、金田一京助の紹介で「明解国語辞典」の編纂に携わる。新聞や雑誌から現代日本語の実例を採取し続け、生涯で140万枚以上の用例カードを...
けんや【乾也】
⇒三浦乾也(みうらけんや)
けんりゅう‐てい【乾隆帝】
[1711〜1799]中国、清の第6代皇帝。名は弘暦。廟号(びょうごう)は高宗。雍正(ようせい)帝の第4子。在位1735〜1795。康熙(こうき)帝・雍正帝に続く清朝の最盛期。外征を行い、西域を...
けんれい‐もんいん【建礼門院】
[1155〜1214]高倉天皇の中宮。安徳天皇の母。平清盛の次女で、名は徳子。寿永4年(1185)壇ノ浦の戦いに敗れて安徳天皇とともに入水したが、助けられて京都にかえり、尼となって大原寂光院で...
けんれいもんいん‐うきょうのだいぶ【建礼門院右京大夫】
[1157ころ〜1233ころ]平安末期・鎌倉初期の女流歌人。藤原伊行(ふじわらのこれゆき)の娘。建礼門院に仕え、平資盛(たいらのすけもり)に愛された。のち後鳥羽院に再出仕。家集に「建礼門院右京大...