にちじょうざが【日常坐臥】
寝ているときも座っているときも。ふだん、いつでも。▽「坐臥」は座ることと寝ること。すなわち、起きているときも寝ているときもの意。「坐」は「座」とも書く。
にちりょうげったい【日陵月替】
日に日に衰退していくこと。▽「陵」は丘、また衰える、廃れる意。「替」は廃れることで、丘がだんだん低くなるように衰えること。「日~月~」は日に日にそうなっていくこと。「日ひに陵りょうし月つきに替たいす」と訓読する。
にっきょげっしょ【日居月諸】
君臣、君主とその夫人、父と母などのたとえ。また、月日が流れ去ること。▽「居」「諸」はともに句末に置いて語調を整える字。「日よ月よ」と呼び掛けている。「日」と「月」は、ともに天に輝き下界を照らしていることから、君主と夫人にたとえられる。のち、日付の月日の意味をもたせるようになった。一般に「日ひや月つきや」と訓読を用いる。
にっしょくのろう【日昃之労】
わき目もふらずに一生懸命働くこと。
にっしんげっぽ【日進月歩】
日に日に、絶えず進歩すること。進歩の度合いが急速であること。▽「日~月~」は日に日にそうなっていくこと。ここでは「進歩」という一つの単語を二つに分けて、日に月に進歩するという意を表す。
にてんさんてん【二転三転】
物事の方針や方向がくるくると変わり、なかなか定まらないこと。
ににんさんきゃく【二人三脚】
二人が歩調を合わせ、協力して物事を成し遂げようとすることのたとえ。また、二人が並び、互いの内側の足首をひもで縛って固定し、二人合わせて三本の足で走る競技の名。
にゅうきょうもんきん【入境問禁】
ほかの国や地方に行ったら、まずそこで禁じられていることを尋ね、それを犯さないようにすべきであるということ。よそに行ったら、そこの慣習を守るべきことを述べた言葉。▽「入境」は国境を越える、別の国や地域に行くこと。「問」は質問する。「禁」は禁止する、また、禁止事項。一般に「境さかいに入いりては禁きんを問とう」と訓読を用いる。
にょいほうじゅ【如意宝珠】
一切の願望が自らの意に添ってかなえられるという、不思議な玉のこと。
にょじつちけん【如実知見】
仏語。現実をありのままに見抜くこと。