あんうんていめい【暗雲低迷】
悪い状態が長く続き、向上のきざしが見えてこない前途不安な状況のこと。また、暗い雲が低くたれこめて晴れそうにないさま。
じんせいこうろ【人生行路】
人がこの世に生きて行く道。人間の生活。世渡り。▽「人生」は人の一生・生涯。「行路」は世に処する道、世渡りの道。困難や苦難の人生を旅にたとえたもの。
ぜんていばんり【前程万里】
これから先の道のりが非常に長く遠いこと。また、その人物の前途に大きな可能性が広がっていること。前途が明るいこと。▽「前程」はこれから先の道のり。「程」は道のり。「万里」はきわめて長い距離。
ぜんとたなん【前途多難】
これから先多くの困難や災難が待っているさま。また、待っているだろうことが予期されること。▽「前途」は将来、目標までの今後の道のり。「途」は道のり。「多難」は困難や災難の多いさま。
ぜんとゆうぼう【前途有望】
将来成功する可能性を大いに秘めているさま。▽「前途」は将来、目標までの今後の道のり。「途」は道のり。「有望」は将来に望みをもつことができる状態。
ぜんとようよう【前途洋洋】
今後の人生が大きく開けていて、希望に満ちあふれているさま。▽「前途」は将来、目標までの今後の道のり。「途」は道のりのこと。「洋洋」は水があふれるように一面に満ちている様子。前途が大きく広がっていることを表す。
ぜんとりょうえん【前途遼遠】
目的達成までの道のりや時間が、まだ長く残っているさま。今後の道のりがまだ遠くて困難なさま。▽「前途」は将来、目標までの今後の道のり。「途」は道のりのこと。「遼遠」ははるかに遠いさま。「遼」は道が延々と長く続いている意。
ほうていばんり【鵬程万里】
はるか遠くへだたった旅路・道程のたとえ。また、限りなく広がる大海の形容。前途が洋々たることの形容に用いられることもある。▽「鵬」は想像上の巨大な鳥。おおとり。背中の大きさは何千里あるかわからず、つむじ風を起こして九万里の上空に飛び上がるという。「程」は道程の意。「万里鵬程ばんりほうてい」ともいう。