うんさんむしょう【雲散霧消】
雲が散り霧が消え去るように、あとかたもなく消えてなくなること。
きぶんてんかん【気分転換】
今までとは別の気分になること。気分を切り替えること。「—に散歩でもしないか」
どほうがかい【土崩瓦解】
土が崩れ、かわらがばらばらに砕けるように、物事が崩れて手の付けようがないたとえ。▽「瓦解」は一部分の崩れから、全体がばらばらになること。「瓦解土崩がかいどほう」ともいう。
はいばんろうぜき【杯盤狼藉】
酒宴で、あたり一面に杯や皿が散らかっていること。また、宴会の乱れたありさま。▽「杯盤」は、ここでは杯と皿のこと。「狼藉」は物が散乱すること。狼おおかみは下草を踏み荒らして寝る習性があることから。
ひからくよう【飛花落葉】
絶えず移り変わるこの世の、無常なことのたとえ。春に咲く花も風に吹かれて散り、青葉もやがて枯れ落ちる意から。
ぶんぽうりせき【分崩離析】
人心が君主から離れ、ばらばらになること。また、組織などがくずれて、散り散りばらばらになること。▽「分崩」はくずれてばらばらになること。「離析」は離ればなれ、ばらばらになること。
まんげんほうご【漫言放語】
口からでまかせに、勝手なことをいい散らすこと。▽「漫言」は思いつきでいう言葉。「放語」は勝手なことをいい散らすこと。「放語漫言ほうごまんげん」ともいう。
らくえいひんぷん【落英繽紛】
花びらがはらはらと乱れ散るさま。▽「英」は花・花びら。「落英」は散る花びら、また、散った花びらのこと。「繽」は多く盛んなさま。「繽紛」は花の乱れ散るさま。
らっかていちょう【落花啼鳥】
自然の趣や詩情。花は散り、鳥は山中で鳴いているという、晩春の寂しげな自然の風景のこと。
らっかりゅうすい【落花流水】
落ちた花が水に従って流れる意で、ゆく春の景色。転じて、物事の衰えゆくことのたとえ。時がむなしく過ぎ去るたとえ。別離のたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じ合い、相思相愛の状態にあること。散る花は流水に乗って流れ去りたいと思い、流れ去る水は落花を乗せて流れたいと思う心情を、それぞれ男と女に移し変えて生まれた語。転じて、水の流れに身をまかせたい落花を男に、落花を浮かべたい水の流れを女になぞらえて、男に女を思う情があれば、女もその男を慕う情が生ずるということ。▽「流水落花りゅうすいらっか」ともいう。