しちゅうきゅうかつ【死中求活】
絶体絶命の状況でも、何か解決の糸口を見つけ、活路を見出そうとすること。また、窮地から抜け出すために、死ぬ覚悟で、危険にとびこんでいくこと。
しゅうちゅうのてきこく【舟中敵国】
君主が徳を修めなければ、味方も敵になるということ。また、味方でも敵になることがあるたとえ。味方の中にも敵がいるたとえとして用いられることがある。利害を同じくする、同じ舟に乗っている者がみな敵になる意から。
しゅんかんりょうしょう【春寒料峭】
春になって寒さがぶり返し、肌寒く感じられるさま。▽「春寒」は春になってぶりかえした寒さ。「料」は肌をなで触れる意。「峭」は厳しい意。
しょうしせんばん【笑止千万】
非常にばかばかしいこと、おかしいこと。また、そのさま。また、いかにも気の毒なさまに用いられることもある。▽「笑止」はおかしいこと。ばかばかしいこと。また、気の毒なこと。「千万」は語の下に添えて、このうえなくその程度が高いことを表す。
しょうしんかんぜつ【焦唇乾舌】
唇や舌が乾くほどに辛苦すること。大いに焦燥すること。また、大いに言い争うことのたとえ。大いに焦るさまに用いられることもある。唇が焦げ舌が乾く意から。▽「唇くちびるを焦こがし舌したを乾かわかす」と訓読する。「乾舌焦唇かんぜつしょうしん」ともいう。「唇」は「脣」とも書く。
しょうじょうせぜ【生生世世】
生まれ変わり死に変わりして限りなく多くの世を経る意。現世も来世も永遠に。いつまでも。▽仏教語。「世世」は「せせ」「よよ」とも読む。
しょうよくちそく【少欲知足】
わずかな欲望で、十分満ち足りていること。少ないものでも、それ以上を望まず、満足すること。
しようまっせつ【枝葉末節】
主要でない部分。些細ささいな部分。本質からはずれた些末さまつなこと。▽「枝葉」は枝と葉で、幹が主要なもののたとえであるのに対して、主要でない部分のたとえ。「末節」は木の末のほうの節ふしの意で、主要でない些末な部分のたとえ。
しんじついちろ【真実一路】
偽りのない真心をもって一筋に進むこと。▽「真実」はまこと・ほんとうのこと。「一路」は一筋の道、一筋の道をまっすぐに、ひたすらの意。
しんそうしんり【深層心理】
心の奥深くで働く、自分でも気づかない心の動きのこと。普段は意識されていない、無意識の心理状態。