あたらしんみょう【可惜身命】
身体や命を大切にすること。
あんぶんしゅき【安分守己】
自分の身の程をわきまえて生き、高望みしないこと。▽「安分」は自分の身の程をわきまえる、おのれの分に安んずる意。「守己」は自分の身を持すること。「分ぶんに安やすんじ己おのれを守まもる」と訓読する。
いちれんたくしょう【一蓮托生】
よい行いをした者は極楽浄土に往生して、同じ蓮はすの花の上に身を託し生まれ変わること。転じて、事の善悪にかかわらず仲間として行動や運命をともにすること。▽もと仏教語。「托」は、よりどころとする、身をよせる意。「託」とも書く。
そうかんぼくじょう【桑間濮上】
《濮水のほとりの桑間という地の意》国を滅ぼすような淫靡(いんび)な音楽。また、淫乱であること。 [補説]殷(いん)の紂王(ちゅうおう)が師延(しえん)にみだらな音楽を作らせたが、殷は滅び、師延は...
ふんこつさいしん【粉骨砕身】
力の限り努力すること。また、骨身を惜しまず一生懸命に働くこと。骨を粉にし、身を砕くほど努力する意から。▽「砕身粉骨さいしんふんこつ」ともいう。
ほうとうこうめん【蓬頭垢面】
身だしなみに無頓着むとんちゃくで、むさくるしいこと。また、疲れ切った貧しい様子。乱れた髪と垢あかまみれの顔の意から。▽「蓬頭」はよもぎのような、ぼさぼさに乱れた髪。「蓬」はよもぎの意。「垢面」は垢まみれの顔。「垢」は「く」とも読む。
ほうとうざんまい【放蕩三昧】
酒色にふけって身を持ち崩すこと。品行が悪く、勝手気ままにふるまうこと。
ほうとうぶらい【放蕩無頼】
酒色にふけり、勝手気ままに振る舞って品行の定まらないさま。▽「放蕩」はほしいままに振る舞うこと。酒色におぼれて身もちが定まらないこと。「無頼」は定職をもたず素行の悪いさま。
ほうとうむすこ【放蕩息子】
ほしいままに振る舞う、全く役立たずの息子。酒や女におぼれて身持ちがおさまらない息子。
むこくのたみ【無告之民】
救いを求めて訴えることができない人々のこと。また、頼る者のない天涯孤独な人。貧者、老人、身寄りのない子、夫を亡くした女性などの弱者。