事前の
予防を考えた者を賞さず、
末端の些末
さまつなものを
重視するたとえ。根本を忘れ、些末なことを
重視するたとえ。また、
処理に手こずりせっぱつまって
苦労することのたとえ。
火災を消すために頭の毛を焦がし、額にやけどをおった者が賞される意から。▽「焦」は、こがす。「爛額」は額が焼けただれること。「焦頭爛額を
上客じょうかくと為
なすか」の略。
火災を
予防する
方法を教えた者は賞されず、
火事が起きて、
苦労して
消火にあたった者だけが賞されることから。「頭
あたまを焦
こがし額
ひたいを爛
ただらす」と
訓読する。「爛額焦頭
らんがくしょうとう」ともいう。