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宋襄之仁の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

無益な哀れみをかけることのたとえ。また、おろかな情けのたとえ。不必要に情けをかけて、その結果、自分が痛い目に遭うこと。宋襄の思いやりの意から。▽「宋襄」は中国春秋時代の宋国の王襄公。「仁」は情け。
出典
『春秋左氏伝しゅんじゅうさしでん』僖公きこう二二年
句例
宋襄の仁の報い
用例
役にも立たないあわれみをして、ひどい目にあうことを宋襄の仁というのだと父が言っていた。<森敦・わが人生の旅>
故事
中国春秋時代、宋が楚と戦うに当たり、敵が河を渡りきらず、陣形が整わないうちに攻撃しようという進言に対して、襄公は「君子は人の困っているときに苦しめてはいけない。堂々と戦うべきだ」といって聞き入れず、楚に敗れてしまった故事から。

宋襄之仁の解説 - 学研 四字熟語辞典

無駄に情けをかけること。無用仁義を通すことで、かえってひどい目にあうこと。深情けが裏目に出ること。
注記
「宋襄」は、中国春秋時代の宋の襄公じょうこう。「仁」は、人の道、道義、思いやり。
故事
中国春秋時代、宋の襄公じょうこうが楚に攻められたとき、臣下が「敵の布陣ができないうちに攻撃すべき」と何度も進言したのに対し、「君子は人が困っているときには苦しめるものでない」といって攻めなかった。結局、好機を逃して楚に敗北を喫した。
出典
『春秋左氏伝しゅんじゅうさしでん』僖公きこう二二年
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