1. 当事者どうしがさし向かいで事をなすこと。「相対で話をつける」

  1. 対等であること。対等で事を行うこと。

    1. 「―よりも少し自分を卑下したお辞儀をした」〈有島・星座〉

  1. 合意すること。互いに納得した上であること。

    1. 「男と―にて乳母に出でける」〈浮・織留・六〉

  1. 連歌・俳諧で、前句に相対して同じ趣向で句をつけること。春に秋、山に野でつける類。相対付け。

[ト・タル][文][形動タリ]
  1. 雲や霞 (かすみ) などがたなびいているさま。

    1. 「真直 (まっすぐ) に立ち上る香の煙、―と棚引き薫じて」〈木下尚江良人の自白

  1. 気持ちや表情などの晴れ晴れしないさま。陰気なさま。

    1. 「主人側の男たちは―として笑った」〈岡本かの子・河明り〉

[名]眼鏡。
    1. 「めがねを―と云ふ」〈養生訓・五〉

出典:青空文庫