東の方から吹いてくる風。ひがしかぜ。 春》「—吹くや山一ぱいの雲の影/漱石

  1. もと所有していた土地

  1. 昔からの縁故のある土地。「文豪の—を訪ねる」

昔の人の用いた知恵先人の試みた策略。「—に倣う」

胡の国の土地。えびすの国。転じて、未開土地

カサゴ目コチ科の海水魚。全長約50センチ。体は扁平で、頭が大きい。体色は黄褐色で、暗色の小円点が散在する。性転換をし、初めは雄で、成長すると雌になる。本州中部以南の沿岸の砂泥底にすむ。マゴチ。 夏》「—釣るや濤声四方 (よも) に日は滾 (たぎ) る/蛇笏」→メゴチ

[補説]「鯒」「鮲」は国字

[代]

  1. 近称の指示代名詞。こっち。こちら。

    1. 「—やと言へば、ついゐたり」〈若紫

  1. 一人称の人代名詞。わたくし。わたくしども。

    1. 「そちが知らずは、—も知らぬぞ」〈虎清狂・文荷

出典:青空文庫

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