いちろう-えいいつ【一労永逸】
一度苦労すれば、その後長くその
恩恵を被り、安楽な生活を送ることができること。また、ほんの少しの
苦労で、多くの安楽が得られること。▽「一労」は一度の
苦労、少しの
苦労。「永」は長くの意。「逸」は安楽・利益の意。「一
ひとたび労
ろうして永
ながく逸
やすんず」と
訓読する。
出典では「一労久逸」とある。
- 出典
- 『文選もんぜん』班固はんこ「燕然山えんねんざんを封ほうずるの銘めい」。「一たび労して久しく逸んじ、暫しばらく費やして永く寧やすらかなり」
- 類語
- 暫費永寧 暫労永逸