日の入りから日の出までの暗い間。太陽が沈んで暗くなっている間。よ。⇔

[補説]気象庁の天気予報等では、18時頃から24時頃まで(または翌日の6時頃まで)をさす。また、18時頃から21時頃までを「夜のはじめ頃」、21時頃から24時頃までを「夜遅く」としている。→夕方
[動ラ下二]疲労する。つかれる。
  • 「—・れに—・れたる痩せ馬なれば」〈謡・鉢木
[動ラ五(四)]《「寄る」と同語源》
  1. (因る・由る)それを原因とする。起因する。「濃霧に—・る欠航」「成功は市民協力に—・る」

  1. (依る)物事性質内容などに関係する。応じる。従う。「時と場合に—・る」「人に—・って感想が違う」「成功は努力いかんに—・る」

  1. (依る)動作主体をだれと指し示す。「市民楽団に—・る演奏

  1. (依る)それと限る。「だれに—・らず文句を言う」「何事に—・らず好き嫌いが多い」

  1. (依る)手段とする。「機械に—・る生産」「挙手に—・る採決

  1. (依る)頼る。依存する。「信仰に—・って生きる」「年金に—・って生計を立てる」

  1. (拠る)根拠とする。「実験に—・る結論」「天気予報に—・ると大雨らしい」

  1. (拠る)よりどころとする。のっとる。「法律の定めるところに—・る」

  1. (拠る)根拠地とする。たてこもる。「城塞に—・って戦う」

[可能]よれる

[動ラ五(四)]

  1. ある人・物やある所に向かって近づく。近寄る。「彼女のそばに—・る」「たき火の近くに—・る」

  1. 1か所に集まる。一緒になる。「親類が—・って相談する」「三人—・れば文殊知恵

  1. ある所へ向かう途中で、他の所を訪れる。立ち寄る。「出社前に得意先に—・る」「帰りに飲みに—・る」

  1. 片方の端へ近づく。また、一方の側にかたよる。「部屋の隅に—・る」「西に少し—・った地域

  1. (「倚る」「凭る」とも書く)もたれかかる。「縁側の柱に—・って庭を見る」

  1. 数が加わる。多くなる。重なる。「しわが—・る」「年が—・る」

  1. 考えがそこに至りつく。思い及ぶ。「思いも—・らない大事件」

  1. 相撲で、組んだ体勢相手を押し進む。「腰を落として—・る」

  1. 相場で、立ち会いの最初の取引成立する。「五円高で—・る」

  1. 10 気持ちが傾く。

    1. 「今更に何をか思はむうちなびき心は君に—・りにしものを」〈・五〇五〉

  1. 11 なびき従う。服する。

    1. 「人の言に—・りて、いかなる名をくたさまし」〈・夕霧〉

  1. 12 味方になる。

    1. 「あなたに—・りて、ことさらに負けさせむとしけるを」〈・一四三〉

  1. 13 寄進される。寄付される。

    1. 「かかる所に庄など—・りぬれば」〈宇治拾遺・八〉

  1. 14 神霊や物の怪などが乗り移る。

    1. 「寄り人は今ぞ—・り来る」〈謡・葵上

[可能]よれる
[動ラ四]ゆれる。ゆる。
  • 「臣 (おみ) の子の八符の柴垣下動 (とよ) み地震 (なゐ) が—・り来 (こ) ば破 (や) れむ柴垣」〈武烈紀・歌謡
[動ラ五(四)]《「える」の音変化》複数の中から目的基準にあったものを取り出す。えらぶ。「気に入ったのを—・る」
[可能]よれる
[動ラ五(四)]
  1. 糸など、何本かをねじり合わせて1本にする。「縄を—・る」

  1. ねじる。ねじるように曲げる。また、ねじって螺旋 (らせん) 状にする。「こよりを—・る」「悲しみに身を—・る」

[可能]よれる
[動ラ下二]よれる」の文語形。

出典:青空文庫

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