アンケートに答えて、dポイントをゲットしよう
辞書
1 陰暦の八月朔日 (ついたち) のこと。また、その日に行われる行事。農家ではその年の新穀を日ごろ世話になっている人に贈って祝った。町家でもこの風を受けて互いに贈り物をし、祝賀の意を表した。また、徳川家康がこの日江戸城入りをしたところから、武家の祝日となり、大名・旗本などが白帷子 (かたびら) で登城し、将軍家に祝辞を述べた。また、江戸吉原では、遊女たちが白無垢 (しろむく) の小袖を着て祝った。《季 秋》「—や町人ながら京留守居/太祇」
2 ミカンの一品種。果実は表皮が滑らかでやや小形、甘味も多い。江戸末期に広島県因島で発見された。八朔柑 (はっさくかん) 。《季 春》「指こぞり—を剝けり専念に/波郷」
出典:デジタル大辞泉(小学館)
はっさくのすずめ【八朔の雀】
八朔の祝いの贈り物に添える絹布で作った雀。「—は数珠玉につなぎ捨てられ」〈浮・胸算用・一〉
出典:青空文庫
・・・ことに、了哲が、八朔の登城の節か何かに、一本貰って、嬉しがってい・・・ 芥川竜之介「煙管」
・・・、徳川幕府では、所謂八朔の儀式を行う日に、修理は病後初めての出仕・・・ 芥川竜之介「忠義」
・・・もっとも二百十日や八朔の前後にわたる季節に、南洋方面から来る颱風・・・ 寺田寅彦「厄年と etc.」
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
11位
12位
13位
14位
15位