ブライアント【William Cullen Bryant】
[1794〜1878]米国の詩人・ジャーナリスト。清教徒的倫理観と自然愛とをうたった。詩「水鳥へ」「森の聖歌」など。
ブライト【John Bright】
[1811〜1889]英国の政治家。コブデンとともに自由放任主義を唱え、穀物法の廃止に成功。クリミア戦争に反対し、米国の南北戦争では北軍を支持した。
ブライユ【Louis Braille】
[1809〜1852]フランスの点字開発者。幼時に事故と感染症により失明。盲学校で学び、後に同校の教師となる。12の点と線を使うソノグラフィーを改良し、2行3段の6点からなる点字を考案した。→点字
ブラウニング【Robert Browning】
[1812〜1889]英国の詩人。ビクトリア朝時代の代表的詩人で、「劇的独白」とよばれる手法で心理描写に新生面を開いた。作「ピッパが通る」「男と女」「指輪と本」など。
ブラウン【Gordon Brown】
[1951〜 ]英国の政治家。労働党。大学講師・テレビ記者を経て、1983年に下院議員に当選。1997年から10年間ブレア政権の蔵相を務め、不況から安定成長へと経済を回復させた。2007年にブレ...
ブラウン【Karl Ferdinand Braun】
[1850〜1918]ドイツの物理学者。ブラウン管の発明や、無線通信技術などに業績がある。1909年、G=マルコーニとともにノーベル物理学賞受賞。
ブラウン【Samuel Robbins Brown】
[1810〜1880]米国の改革派教会の宣教師。1859年(安政6)来日、横浜でブラウン塾を開き、教育・伝道に努め、植村正久ら多数のキリスト教指導者を育成。また、新約聖書の翻訳に尽くした。187...
ブラキストン【Thomas Wright Blakiston】
[1832〜1891]英国の軍人・動物学者。1861年(文久元)来日。貿易従事のかたわら鳥類採集などを行い、津軽海峡に動物分布上の一境界線(ブラキストン線)があると発表。著「東北日本の旅」など。...
ブラスコ‐イバニェス【Vicente Blasco Ibáñez】
[1867〜1928]スペインの小説家。社会批判的な作品、第一次大戦を題材とした作品を著した。作「血と砂」「黙示録の四騎士」など。
ブラック【Georges Braque】
[1882〜1963]フランスの画家。フォービスムを経て、ピカソとともにキュビスムを創始。のち、具象性を帯びた独自の画風を確立した。作「ギターを持つ女」など。
ブラック【John Reddie Black】
[1827〜1880]英国のジャーナリスト。1861年(文久元)来日し、英字週刊紙「ジャパンヘラルド」、邦字新聞「日新真事誌」などを創刊、日本の非近代性を論評。著「ヤングジャパン」など。
ブラック【Joseph Black】
[1728〜1799]英国の化学者。フランスの生まれ。普通の空気と異なる気体として二酸化炭素を初めて区別し、化学反応を定量的に明らかにした。また熱現象を研究し、潜熱・比熱を発見。
ブラッグ【Bragg】
(William Henry 〜)[1862〜1942]英国の物理学者。放射線を研究し、α(アルファ)粒子の飛程を示した。息子のとともに、X線による結晶構造解析法を確立し、結晶にX線を当てた...
ブラッドベリ【Ray Bradbury】
[1920〜2012]米国のSF作家。小説「火星年代記」で地位を確立。叙情的、幻想的な作風で多くの作品を残した。作「華氏四五一度」「たんぽぽのお酒」など。
ブラッドリー【Francis Herbert Bradley】
[1846〜1924]英国の哲学者。新ヘーゲル主義の立場に立ち、経験論を批判して、純粋直感による絶対者の把握を説いた。著「現象と実在」。
ブラマンク【Maurice de Vlaminck】
[1876〜1958]フランスの画家。フォービスムの画家として激しい筆触と強烈な色彩とを用いたが、のち暗い色調に転じた。風景画が多い。
ブラマンテ【Donato Bramante】
[1444〜1514]イタリアの建築家・画家。ルネサンス建築様式の完成者といわれ、サンタマリアデッレグラツィエ教会の改築や、サンピエトロ大聖堂の改築計画などにたずさわった。
ブランキ【Louis Auguste Blanqui】
[1805〜1881]フランスの革命家・社会主義者。少数精鋭・武装蜂起による革命とプロレタリア独裁を主張。1830年以降、七月革命・二月革命・パリコミューンなどの革命運動や反乱に参加。生涯の30...
ブランクーシ【Constantin Brancusi】
[1876〜1957]ルーマニアの彫刻家。パリに定住。事物の本質、根源的生命力を追求することで極度に単純な抽象形態に到達。現代彫刻に多大な影響を与えた。作「空間の鳥」など。
ブランショ【Maurice Blanchot】
[1907〜2003]フランスの評論家・小説家。幻想的な作風で知られる。バタイユとの交流も有名。評論「来るべき書物」「文学空間」「災厄のエクリチュール」、小説「謎の男トマ」など。
ブランティング【Karl Hjalmar Branting】
[1860〜1925]スウェーデンの政治家。社会民主労働党の結成に参加、のち党首。その後、蔵相・首相を歴任して労働者の地位向上に尽力。1921年、C=H=ランゲとともにノーベル平和賞を受賞。
ブランデス【Georg Morris Cohen Brandes】
[1842〜1927]デンマークの文芸批評家。比較文学の手法を用いて、国際的な視野に立つ文芸批評を展開した。著「一九世紀文学主潮」「ロシア印象記」など。
ブランデン【Edmund Charles Blunden】
[1896〜1974]英国の詩人・批評家。田園詩にすぐれ、東大で英文学を講じた。詩集「羊飼い」、従軍記「戦争余韻」など。
ブラント【Willy Brandt】
[1913〜1992]ドイツの政治家。社会民主党(SPD)党首として西ドイツ首相に就任。在任1969〜1974。東側諸国との関係の正常化に努め、1971年ノーベル平和賞受賞。→シュミット
ブランド【Marlon Brando】
[1924〜2004]米国の俳優。スタニスラフスキーシステムの演技を学び、T=ウィリアムズ原作、E=カザン演出の舞台「欲望という名の電車」で成功を収める。同作品の映画化で映画界にも進出。「波止場...
ブラーエ【Tycho Brahe】
[1546〜1601]デンマークの天文学者。望遠鏡出現以前の最大の天文観測者。恒星や惑星の精密な位置観測を行い、肉眼による最高精度の観測記録を残した。この記録から助手のケプラーが惑星運動の三法則...
ブラームス【Johannes Brahms】
[1833〜1897]ドイツの作曲家。ドイツ古典音楽の伝統に立ち、19世紀後半のロマン主義を代表する。作品に、「ドイツレクイエム」のほか4曲の交響曲、歌曲など多数。