汨羅之鬼の解説 - 学研 四字熟語辞典

べきらのき【汨羅之鬼】

水死した人。溺死人。

注記

「汨羅」は、中国湖南省の北東部を流れる湘江しょうこうの支流である川の名。「鬼」は、死者の霊魂のことで、「おに」とも読む。

故事

中国戦国時代、楚その懐王かいおうに忠節を尽くしていた官人で詩人の屈原くつげんが、政敵の讒言ざんげんによって王の怒りを買って失脚し、身を嘆いて陰暦の五月五日に石を抱いて汨羅に入水自殺したという『史記しき』屈原くつげん伝の故事から。

出典

斎藤正謙さいとうせいけん「岐蘇川記きそがわのき」

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