かっこふばつ【確乎不抜】
信念や意志がしっかりしていて、物事に動じないこと。
けんかいふき【狷介不羈】
自分の意志を固く守って、何者にも束縛されないこと。
こうこくのこころざし【鴻鵠之志】
大人物の志こころざし、遠大な志のこと。また、小人物には大人物の志は理解できないことのたとえ。
こんごうふえ【金剛不壊】
きわめて堅固で決して壊れないこと。また、志を堅く守って変えないこと。▽もとは仏の身体について言った語という。「金剛」は金石の中で最も硬いもの。ダイヤモンド。一説に金・金剛石。「不壊」は堅く壊れないこと。「不壊金剛ふえこんごう」ともいう。
ごうきちょくりょう【剛毅直諒】
意志が強く、正直で誠実なこと。また、そのさま。
ごうきぼくとつ【剛毅木訥】
心が強く、しっかりしていて飾り気のないさま。▽「剛毅」は気性が強く屈しないさま。意志が強く物事にくじけないさま。「木訥」は無口で飾り気がないさま。無骨なさま。「木訥」は「朴訥」「朴吶」とも書く。
さいかんのしょうはく【歳寒松柏】
逆境や苦難の時にあっても、志や節操を失わないこと。冬の厳しい寒さにも、松や柏が緑の葉をつけているという意から。
ざしんけんたん【坐薪懸胆】
将来の成功や活躍のために、苦労をいとわず、つらい生活をじっと耐え忍ぶ意。つらい生活を耐えることで、敵愾心てきがいしんや闘志をかきたてること。もとは、復讐ふくしゅうのために耐え忍ぶこと。
しだいさいそ【志大才疎】
志は雄大だが、それに見合った才能に欠けること。▽「疎」はあらい、まばらの意。「疎」は「疏」とも書く。
しっぷうけいそう【疾風勁草】
苦境や厳しい試練にあるとき、初めて意志や節操が堅固な人であることが分かるたとえ。強い風の中に折れずにいる強い草の意、また、強い風が吹いて、初めて強い草であることが分かる意から。▽「疾風」は激しく速く吹く風。はやて。「勁草」は強い草。節操の堅い人のたとえ。「疾風しっぷうに勁草けいそうを知る」の略。