ろうちょう-かんえん【籠鳥檻猿】
自由を
束縛されて、思い通りに生きられないもののたとえ。かごの中に閉じ込められた鳥と、おりに閉じ込められた猿の意から。▽不自由な生き方を強いられるこの
二者は、白居易
はくきょいとその
友人の元禛
げんしんを
比喩ひゆして言ったもの。「檻猿籠鳥
かんえんろうちょう」ともいう。
- 出典
- 白居易はくきょい「山中さんちゅうにて元九げんきゅうに書しょを与あたえ因よりて書後しょごに題だいす」(詩)。「籠鳥檻猿倶ともに未いまだ死せず、人間じんかん相あい見るは是これ何いずれの年ぞ」(かごの鳥もおりの猿もまだ死んではいない。この世の中、会えるのはいつのことか)
- 句例
- 籠鳥檻猿の心境だ