こうざいしっそく【高材疾足】
知勇を兼ね備えた、すぐれた人物のたとえ。すぐれた才能や能力をもった者のたとえ。▽「高材」はすぐれた才能。「疾足」は足の速いこと。「材」は「さい」とも読み、「才」とも書く。
こだいもうそう【誇大妄想】
自分の地位・財産・能力などの現状を実際より過大に評価して、自分が他人よりもはるかにすぐれていると思い込むこと。▽「妄想」は根拠のない誤った判断によって作られた主観的な信念。
さいしたびょう【才子多病】
才知にすぐれた人は、とかくからだが弱く病気がちであるということ。▽「才子」は才知のあるすぐれた人。
さんそうにもく【三草二木】
法華七喩の一。「法華経」薬草喩品に説くたとえで、薬草に大中小、木に大小の不同はあるが、雨の恵みを等しく受けて育って薬用となるように、人に能力・素質の違いはあっても仏の教化を受けることで悟りに入り...
しだいさいそ【志大才疎】
志は雄大だが、それに見合った才能に欠けること。▽「疎」はあらい、まばらの意。「疎」は「疏」とも書く。
しちほのさい【七歩之才】
文才に恵まれていること。また、すぐれた詩文を素早く作る才能があること。
しゅつらんのほまれ【出藍之誉】
弟子が師よりもすぐれた才能をあらわすたとえ。青色の染料は藍あいから取るものだが、もとの藍の葉より青くなることからいう。▽「藍」は、たで科の一年草。「青は藍より出いでて藍よりも青し」ともいう。
しょうすうせいえい【少数精鋭】
優秀でえりぬきの人材のこと。数は少ないが能力にすぐれた集団。もとは、選び抜かれた少人数の優秀な兵士をさす。
しりょふんべつ【思慮分別】
物事に注意深く考えをめぐらし、判断すること。物事の道理をよく考え、深く思いを凝らして判断すること。▽「思慮」はいろいろ慎重に考えること。「分別」は物事の是非や道理を常識的に判断すること。
しんしんこうじゃく【心神耗弱】
精神が衰弱して、識別力が乏しくなり、自分の行為の結果についての判断能力が劣っていること。▽「心神」は心・精神。「耗弱」はすり減って弱くなること。心神喪失よりは軽い状態。