《稲の夫 (つま) の意。稲の結実期に多く起こるので、これによって稲が実ると考えられていた》
3 「稲妻形 (がた) 」の略。
4 「稲妻折れ釘 (くぎ) 」の略。
5 紋所の名。1を図案化したもの。稲妻菱や四つ稲妻菱など。
7 《1の形や輝きから》金屏風 (きんびょうぶ) のこと。
出典:青空文庫
・・・たかと思うと、まるで電気に打たれたように、ピストルは手から落ち・・・ 芥川竜之介「アグニの神」
・・・屋から退かなかった。電燈の消えた薄暗い中で、白いものに包まれた・・・ 有島武郎「小さき者へ」
・・・ように固まり着いて、稲妻の亀裂が入る。さっと一汐、田越川へ上げて・・・ 泉鏡花「海の使者」