しんけいげんび【身軽言微】
身分や地位が低く、こちらの言い分が重んじられないこと。▽「身軽」は身分が軽い、身分が低い意。「微」は卑しいこと。身分が卑しいために言葉が軽んじられること。「身み軽かるくして言げん微いやし」と訓読する。
しんけいすいじゃく【神経衰弱】
1 身体的、精神的な過労によって、注意集中困難・疲労感・焦燥感(しょうそうかん)など、さまざまな自覚症状を訴える状態。かつてはノイローゼの訳語としてよく使われた。 2 トランプゲームの一。カード...
しんけんしょうぶ【真剣勝負】
遊び半分ではなく、本気で勝ち負けを争って、勝者を決定すること。また、物事に、まじめに全力で対処すること。もとの意味は、竹刀しないや木刀ではなく、本物の刀で斬りあいをして戦うということ。
しんしほしゃ【唇歯輔車】
一方がだめになると、他方もだめになってしまうような、お互いが助け合うことによって成り立つ関係のたとえ。もちつもたれつの関係をいう。▽「唇歯」はくちびると歯。「輔車」は頬骨ほおぼねと下あごの骨のことで、一説に車の添え木と車ともいい、他にも説がある。くちびると歯や頬骨と下あごの骨は、切っても切れない密接な関係にあることから。「輔車唇歯ほしゃしんし」ともいう。「唇」は「脣」とも書く。
しんしょうぼうだい【針小棒大】
些細ささいな物事を、おおげさに誇張して言うこと。▽針ほどの小さいものを、棒ほどに大きく言う意から。
しんしょくじじゃく【神色自若】
大事にあっても顔色一つ変えず、平然と落ち着いている様子。物事に動揺しないさま。▽「神色」は精神(心)と顔色、「自若」は物事にあわてず落ち着いているさま。
しんしんこうじゃく【心神耗弱】
精神が衰弱して、識別力が乏しくなり、自分の行為の結果についての判断能力が劣っていること。▽「心神」は心・精神。「耗弱」はすり減って弱くなること。心神喪失よりは軽い状態。
しんじゅんのそしり【浸潤之譖】
悪口を少しずつ言ったりほのめかしたりして、それを聞き手に信じ込ませること。水がしみ込むように批判を繰り返す、陰険な中傷のこと。
しんじんいちにょ【身心一如】
仏教で、肉体と精神は一体のもので、分けることができず、一つのものの両面であるということ。▽「身心」はからだと心。「心身」とも書く。「一如」は真理はただ一つである意。「一」は不二、「如」は不異の意。異ならないこと。「心」は「しん」とも読む。
しんすいのろう【薪水之労】
炊事などの日常の雑事を苦労をいとわずすること。薪たきぎを採りに行ったり、水を汲くんだりして、人のために苦労して働くという意味。また、骨身を惜しまず、人に尽くすこと。