せいえい-てんかい【精衛填海】
人ができそうもないことを企てて、
結局それが
無駄に終わること。また、いつまでも悔やみ続けること。▽「
精衛」は、古代炎帝
えんていの娘が
溺死できしして
変身したという
小鳥の名。「填海」は海をうずめる意。
意志の
強固なことにも用いる。「
精衛せいえい海
うみを填
うずむ」と
訓読する。
- 出典
- 『山海経せんがいきょう』北山経ほくざんきょう
- 類語
- 填海之志
- 故事
- 中国古代の伝説上の皇帝炎帝の娘、女娃じょあが東海で溺おぼれて死んでしまった。その女娃は精衛という名の小鳥に変身して、常に西山の小石や小枝をくわえては、自分の溺れた東海をうずめようとしたが、とうとうその効果はなかったという伝説から。