• 意味
  • 例文
  • 慣用句
  • 画像

伴食宰相の解説 - 学研 四字熟語辞典

地位に比して実力が伴わない大臣のこと。また、職務を果たさず実権もない大臣のこと。
注記
「伴食」は、主客のお供をしてごちそうにあずかること。またその職にふさわしい実力が伴わないこと。また実権が伴わないこと。「宰相」は、総理大臣のこと。
表記
「伴食」を「伴職」「晩食」などと書きちがえない。
故事
中国唐の時代、大臣は皇帝から食膳を賜わって会食するのが慣例であった。盧懐慎ろかいしんは姚崇ようすうとともに国務にあたっていたが、官吏としての能力はとても姚崇に及ばないことを知っていたので、何事においても独断で職務を遂行することをしなかった。それで人々が盧懐慎のことを「伴食宰相」と呼んだ。
出典
『旧唐書くとうじょ』盧懐慎ろかいしん

伴食宰相の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《「旧唐書」盧懐慎伝から》高い地位にありながら、無能で他の人のなすがままになっている大臣。要職にありながら、実力の伴わない者をあざけっていう語。伴食大臣。

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。