ヤマノイモ科の蔓性 (つるせい) の多年草。山野自生。芋は円柱形でナガイモより細く、長さ1メートルにもなる。葉は先がとがり、基部が心臓形で、対生する。雌雄異株。夏、葉の付け根に花をつけ、雄花穂は直立し、雌花穂は垂れ下がる。実は3枚の翼をもつ。葉のわきにむかごができ、地面に落ちて増える。芋は粘りが強く、とろろや芋がゆにし、漢方では山薬 (さんやく) 薯蕷 (しょよ) といい滋養強壮薬とする。ヤマノイモ科の単子葉植物熱帯から暖帯にかけ600種が分布し、ナガイモトコロなども含まれる。じねんじょ。じねんじょう。やまいも。 秋》

出典:青空文庫

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