[名](スル)危惧 (きぐ) 」に同じ。「成り行きを危懼する気持ちが強い」

人が言い及ばないような奇抜な句。

  1. 漢詩の第1句。特に、絶句の第1句。起 (き) 。→起承転結 (きしょうてんけつ) 

  1. 詩文の書き出しの句。

[名](スル)険しいこと。容易でないこと。また、辛苦すること。
    1. 「万里に流飄 (りゅうひょう) し重阻に―す」〈東海散士佳人之奇遇

[ト・タル][文][形動タリ]
  1. 山道の険しいさま。「崎嶇たる山路」

  1. 世渡りの厳しく困難なさま。

    1. 「轗軻 (かんか) ―たる人生の行路に遭いて」〈透谷・二宮尊徳翁〉

    1. ㋐キク科の多年草。日本の代表的な花の一。主に秋に咲き、花の色・形などにより、非常に多くの品種があり、大きさにより大菊・中菊・小菊と大別される。古く中国から渡来したとされ、江戸時代には改良が進んだ。観賞用に広く栽培され、食用にもなる。 秋》「わがいのち―にむかひてしづかなる/秋桜子

    2. ㋑キク科キク属の多年草の総称。茎は硬く、葉は卵形で多くの切れ込みがある。秋、白または黄色の頭状花が咲く。ハマギクリュウノウギクイソギクなども含まれる。キク科植物は双子葉植物では最も進化・分化しており、世界に広く分布。約950属2万種が知られ、キク・タンポポヨモギアザミなどの属が含まれる。多年草が多いが一年草や高木もある。花は頭状花序をつくり、合弁花で、管状花舌状花との二形がある。萼 (がく) は変形して冠毛となる。

  1. 襲 (かさね) の色目の名。表が白、裏が紫または蘇芳 (すおう) のものをいう。陰暦9、10月に着用する。菊襲 (きくがさね) 。

  1. 紋所の名。菊の花や葉などを図案化したもの。皇室の一六葉八重表菊のほか種類が多い。

  1. 菊の花のような形をしたひも。菊形。菊花形。

[補説]作品名別項。→
  1. コンパスとさしがね。転じて、寸法や形。

  1. 考えや行動の規準とするもの。手本。規則。

    1. 「詩歌といい、舞踏といい、皆それぞれに―をそなえて」〈逍遥小説神髄

  1. 規矩術」の略。

[名](スル)喜びながら、一方では恐れること。喜びと恐れ。「人間は小事にも喜懼するものだ」

[動カ五(四)]

  1. 効果や働きなどが現れる。期待どおりのよい結果が実現する。効き目がある。「てきめんに―・く薬」「宣伝が―・いて大評判だ」「腹部へのパンチが―・く」

  1. 本来の機能を十分に発揮する。機敏に、また、さかんに活動する。「鼻が―・く」「麻痺 (まひ) して手足が―・かない」

  1. それをすることが可能である。できる。「洗濯の―・く生地」「無理の―・かないからだ」「学割が―・く」

  1. (多く「口を利く」の形で)

    1. ㋐言葉を発する。物を言う。「生意気な口を―・く」「口も―・かない仲」

    2. ㋑間に入って、うまくいくように世話をしてやる。まとまるように話をつける。「取引先に口を―・いてやる」

  1. 技能がすぐれている。腕が立つ。

    1. 「日頃―・いたる口三味線、太鼓持ちとなれり」〈浮・永代蔵・五〉

[補説]ふつう、1は「効く」、23は「利く」と書く。

[動カ五(四)]

  1. 音・声を耳に受ける。耳に感じ取る。「物音を―・く」「見るもの―・くものすべてが珍しい」「鳥の声も―・かれない」

  1. (聴く)注意して耳にとめる。耳を傾ける。「名曲を―・く」「有権者の声を―・く」

  1. 話を情報として受け入れる。「―・くところによると」「君の評判をあちこちで―・いた」

  1. 人の意見・要求などを了承し、受け入れる。「親の言いつけをよく―・く」「今度ばかりは彼の頼みを―・いてやってほしい」

  1. (「訊く」とも書く)尋ねる。問う。「道を―・く」「自分の胸に―・け」「彼の都合を―・いてみる」

  1. 感覚を働かせて識別する。

    1. ㋐(聞く)においのよしあしや種類を鼻で感じ取る。においをかぐ。「香 (こう) を―・く」

    2. ㋑(「利く」とも書く)酒の味のよしあしや種類を舌で感じ取る。味わい試す。「酒を―・く」

  1. 当てて試してみる。「板の厚さに―・いて釘を打つ」

  1. 釣りで、当たりの有無を確かめるために、仕掛けを引いたり軽く竿を上げたりしてようすをみる。

[可能]きける

《原題、(イタリア)I Crisantemiプッチーニの弦楽四重奏曲。嬰ハ短調。全1楽章。1890年作曲。オペラ「マノンレスコー」の第4幕で歌われる二重唱の主題として転用された。菊の花。