森鴎外落合直文新声社同人の訳詩集。明治22年(1889)発表ゲーテバイロンなどの西欧の詩を収録和文漢語長所を取り入れ、新体詩を芸術的に高めるきっかけとなった。

  1. 記憶によって心に思い浮かべる顔や姿。「亡き人の—をしのぶ」

  1. あるものを思い起こさせる顔つき・ようす。「目もとに父親の—がある」「古都の—は今やない」

  1. 実際には存在しないのに見えるように思えるもの。まぼろし。幻影

    1. 「夢に見えつるかたちしたる女、—に見えて、ふと消えうせぬ」〈夕顔

  1. 歌論用語で、作品から浮かびあがってくる心象

    1. 「詞 (ことば) のやさしく艶なる他、心も—もいたくはなきなり」〈後鳥羽院御口伝

  1. 面影付け」の略。

  1. 名香の名。香木伽羅 (きゃら) 。

[補説]「俤」は国字

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

検索ランキング

2023年11月