《「くにす」の音変化》

  1. 古代大和吉野川上流の山地にあったという村落。また、その住民宮中節会 (せちえ) に参り、贄 (にえ) を献じ、笛を吹き、口鼓 (くちつづみ) を打って風俗歌を奏した。くずびと。

  1. 古代常陸 (ひたち) 国茨城郡に住んでいた先住民。つちくも。やつかはぎ。

    1. 「—、名は寸津毘古 (きつひこ) 、寸津毘売 (きつひめ) 」〈常陸風土記

[補説]曲名別項。→国栖

謡曲五番目物反乱のために吉野の菜摘川に逃れた天武天皇を、老人夫婦が追っ手から隠し、やがて天女蔵王権現が現れて天皇を祝福する。

  1. 物のかけらや切れ端などで役に立たないもの。「糸—」「裁ち—」

  1. いい部分を取ったあとの残りかす。「—米」「売れ残りの—」

  1. 役に立たない人のたとえ。「人間の—」

    1. 塵 (ごみ) 用法

マメ科の蔓性 (つるせい) の多年草。山野に生え、茎は長さ10メートル以上に伸びる。葉は先のとがった楕円形の小葉3枚からなる複葉で、大きい。秋、紫赤色の花が集まって咲く。肥大している根は葛根といい薬用、また葛粉をとる。秋の七草の一。 秋》「あなたなる夜雨の—のあなたかな/不器男」

出典:gooニュース

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2023年11月