1. 欠けていること。足りないこと。「説明の—を補う」「ガス—」

  1. 欠席。「—一名」

  1. 《「あな」の意から》尻 (しり) 。「—の青い若造

  1. 最後。びり。「—から五番目」

  1. 鍼術 (しんじゅつ) で、人体に鍼 (はり) を打つべき箇所

  1. とりきめ。定め。決定。「会長が—を下す」

  1. 可否を決めること。議決。「—を採る」

古代男子の装飾品。環状で、一部分が欠けている玉の佩 (お) び物。

  1. むすび。終わり。

  1. 漢詩で末の句。結句。「起承転—」

  1. 《迷いの世界にしばりつける心の働きであるところから》仏語。煩悩 (ぼんのう) のこと。

中国匈奴の一種族で、五胡の一。名は山西省の羯に居住したことによるという。4世紀初め、族長石勒 (せきろく) が五胡十六国の一つ、後趙 (こうちょう) 建国

  1. 中国で、宮門両脇に設けた物見やぐらの台。石闕 (せっけつ) 。

  1. 宮城。宮城の門。

  1. 欠 (けつ) 1」に同じ。

    1. 「大納言の—あるに依りて、此を望むとて」〈今昔・二四・二五〉

[動タ四]

    1. ㋐火を消す。

      「世はただ火を—・ちたるやうに」〈匂宮

    2. ㋑なくす。消滅させる。

      「世を保ち給ふべき御宿世 (すくせ) は—・たれぬものにこそ」〈少女

  1. 蔑視する。ないがしろにする。けなす。

    1. 「つひにこの人をえ—・たずなりなむ事と、心病みおぼしけれど」〈・澪標〉

  1. 心の平静さをなくさせる。

    1. 「肝魂を—・ちて思ひける程に」〈平家・一一〉

  1. 圧倒する。

    1. 「いかばかりならむ人か、宮をば—・ち奉らむ」〈東屋

[補説]平安時代、和歌和文に多く用いられた。
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