一切合切の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

なにもかもすべての意。▽「一切」「合切」はともに全部、残らずみなの意で、同意の語を重ねて、「一切」の意味を強めたもの。「切」は「財」とも書く。
句例
一切合切を失う
用例
物質的にも、一切合切を自分で責任を背負った方がどのくらい楽だったか知れなかった。<葉山嘉樹・海に生くる人々>

一切合切の解説 - 学研 四字熟語辞典

何もかもすべて。全部。残らず。
注記
「一切」も「合切」も、残らずみな、すべてのもののこと。同意語を重ねて意味を強調している。
表記
「合切」は、「合財」とも書く。
用例
古新聞を焚いて茶をわかしていると、暗澹あんたんとした気持ちになってきて、一切合切が、うたかたの泡より儚はかなく、めんどくさく思えて来る。〈林芙美子・放浪記〉

一切合切の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《同義語の「一切」と「合切」を重ねて、意味を強めた語》

  1. 全部。残らず。すべて。「—が灰になる」「—を売り払う」

  1. (あとに打消しの語を伴い副詞的に用いて)全然。いっさい。「今後は—関知しない」

[ありとあらゆる(物・人・事)]の四字熟語

出典:青空文庫

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2023年11月