1. ゆがみや誤りなどを正しくすること。また、こわれたものを、もとどおりにすること。「カメラを—に出す」

  1. 器物の修理をする職種。また、その人。「錠前—」

  1. 直し酒」の略。

    1. 「—を一杯ごちそうになるか」〈志賀暗夜行路

  1. 直し味醂 (みりん) 」の略。

  1. 色直し」の略。

  1. 江戸時代の遊里で、客がさらに時間延長して遊ぶこと。ふつう「お直し」の形で用いる。

[形ク]《「なお(直)」の形容詞化》
  1. まっすぐである。ゆがんでいない。

    1. 「この国は—・く日の出づるかたに向けり」〈景行紀〉

  1. 素直である。正直である。

    1. 「—・き誠の心を以ちて」〈続紀文武

  1. 尋常である。普通である。

    1. 「目も鼻も—・しと覚ゆるは、心のなしにやあらむ」〈・総角〉

  1. 平らである。

    1. 「荒畠 (あらばたけ) といふものの、土うるはしうも—・からぬ」〈・一四四〉

[副]《「し」は強めを表す助詞
  1. それでもやっぱり。依然として。

    1. 「橘 (たちばな) は花にも実にも見つれどもいや時じくに—見がほし」〈・四一一二〉

  1. ますます。いっそう。

    1. 「鳥の飛ぶよりも、—疾く飛びに行くに」〈今昔・一〇・三四〉

  1. (あとに「ごとし」を伴って)あたかも。まるで。

    1. 「汝を守る事、—眼精を守るが如くなり」〈今昔・一七・一七〉

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

検索ランキング

2023年12月