ふんきいちばん【奮起一番】
この上ない力をこめて一気に立ち上がること。いきなり思い立つこと。
ふんきんしゃかく【焚琴煮鶴】
琴を焼いてつるを煮る意で、殺風景なこと。また、風流心のないことのたとえ。▽「焚」は焼く意。「琴ことを焚やき鶴つるを煮にる」と訓読する。
ふんけいのまじわり【刎頸之交】
首を切られても悔いないほど、固い友情で結ばれた交際。心を許し合った非常に親密な交際。▽「刎頸」は首を切ること。「頸」は首。「刎」は切る、はねる意。「交」は「こう」とも読む。
ふんこつさいしん【粉骨砕身】
力の限り努力すること。また、骨身を惜しまず一生懸命に働くこと。骨を粉にし、身を砕くほど努力する意から。▽「砕身粉骨さいしんふんこつ」ともいう。
ふんしょうぎょくたく【粉粧玉琢】
女性の容貌ようぼうが美しい形容。▽「粉粧」は化粧の意。「玉琢」は玉を磨く意で、女性が化粧を施して玉を磨いたように美しいこと。
ふんしょくけっさん【粉飾決算】
会社が対外的な信用の低下を防ぐため、財政状態や収支状況などを実際よりよく見えるように、損益計算書などの財務諸表の数字を偽って表示すること。
ふんしょこうじゅ【焚書坑儒】
言論・思想・学問などを弾圧すること。書物を焼いて儒学者を穴埋めにする意から。▽「焚」は焼く意。「坑」は穴埋めにする意。「儒」は儒学者・学者の意。
ふんぱくたいぼく【粉白黛墨】
化粧をした美人のこと。
ふんぼのち【墳墓之地】
祖先代々の墓がある土地。生まれ故郷。また、そこで一生を終えて骨を埋めようと決めている土地。
ふんれいどりょく【奮励努力】
気力を奮い起こして励むこと。▽「奮励」は気力を奮い起こして努めること。努める意の「努力」に「奮励」の語を添えて意味を強めた言葉。