いけだ‐えいせん【池田英泉】
⇒渓斎英泉(けいさいえいせん)
いけだ‐きかん【池田亀鑑】
[1896〜1956]国文学者。鳥取の生まれ。東大教授。平安文学、特に源氏物語の文献学的研究に業績がある。著「源氏物語大成」「伊勢物語に就きての研究」など。
いけだ‐きくなえ【池田菊苗】
[1864〜1936]化学者。京都の生まれ。東大教授。理化学研究所の創立に参画。昆布からうまみ成分のグルタミン酸ナトリウムを抽出し、「味の素」の名で商品化。
いけだ‐こううん【池田好運】
江戸初期の航海学者。肥後の人。来日したポルトガル人マノエル=ゴンザロに航海術を学び、元和2年(1616)にルソン島へ渡航。生没年未詳。著「元和(げんな)航海記」など。
いけだ‐しげあき【池田成彬】
[1867〜1950]実業家・政治家。山形の生まれ。三井財閥の大番頭として明治・大正・昭和にわたって活躍した。日本銀行総裁・蔵相・枢密顧問官を歴任。
いけだ‐ずいせん【池田瑞仙】
[1734〜1816]江戸後期の幕府医師。周防(すおう)岩国の人。和蘭(オランダ)外科を修め、痘瘡(とうそう)の流行に際してその治療で名を挙げた。著「痘科弁要」「痘診戒草」など。
いけだ‐せいひん【池田成彬】
⇒いけだしげあき(池田成彬)
いけだ‐そうたん【池田宗旦】
[1636〜1693]江戸前期の俳人。通称、俵屋孫兵衛。摂津国伊丹(いたみ)の人。伊丹で国文・俳諧を教えた。松井宗旦。
いけだ‐だいご【池田大伍】
[1885〜1942]劇作家。東京の生まれ。本名、銀次郎。文芸協会などの演劇活動に力を注ぎ、多くの戯曲を書いた。作「名月八幡祭」「西郷と豚姫」など。
いけだ‐てるまさ【池田輝政】
[1565〜1613]安土桃山時代から江戸初期にかけての武将。初め織田信長に、のち豊臣秀吉に仕えた。関ヶ原の戦いでは徳川家康に従って功をあげ、播磨(はりま)を領して姫路城を築いた。
いけだ‐はやと【池田勇人】
[1899〜1965]政治家。広島の生まれ。大蔵官僚を経て政界入り。第三次吉田茂内閣の蔵相。昭和35年(1960)岸内閣のあとをうけて組閣。国民所得倍増計画を実施、高度経済成長政策を推進した。→...
いけだ‐ますお【池田満寿夫】
[1934〜1997]版画家・小説家。満州の生まれ。瑛九(えいきゅう)の助言で銅版画をはじめ、パリ青年ビエンナーレ展で優秀賞、ベネチアビエンナーレ展で版画大賞など多くの賞を受賞。小説「エーゲ海に...
いけだ‐みつまさ【池田光政】
[1609〜1682]備前岡山藩主。輝政の孫。藩政改革に熊沢蕃山(くまざわばんざん)を登用。閑谷黌(しずたにこう)を創建。儒教を重んじ、新田開発・殖産興業に努めた。
いけだ‐ようそん【池田遥邨】
[1895〜1988]日本画家。岡山の生まれ。本名、昇一。滋味と飄逸(ひょういつ)味のある画風で知られる。文化勲章受章。