はく‐い【伯夷】
中国古代、殷(いん)末周初の伝説上の人物。孤竹君の子。国君の後継者としての地位を弟の叔斉(しゅくせい)と譲りあってともに国を去り、周に行った。のち、周の武王が暴虐な天子紂王(ちゅうおう)を征伐し...
はくいん【白隠】
⇒白隠慧鶴(えかく)
はくいん‐えかく【白隠慧鶴】
[1686〜1769]江戸中期の僧。臨済宗中興の祖。駿河の人。号、鵠林。勅諡号(ちょくしごう)、神機独妙禅師・正宗国師。信濃飯山正受庵の道鏡慧端の法を嗣(つ)ぎ、故郷の松陰寺に住持した。京都妙心...
はくうん‐えぎょう【白雲慧暁】
[1223〜1298]鎌倉中期の臨済宗の僧。讃岐(さぬき)の人。勅諡号(ちょくしごう)、仏照禅師。初め比叡山に学び、のち泉涌寺で戒律を学ぶ。文永3年(1266)渡宋、帰国後、東福寺4世を継いだ。
はくが‐の‐さんみ【博雅三位】
源博雅(みなもとのひろまさ)の異称。従三位であったところからいう。
はく‐き【白起】
[?〜前257]中国、戦国時代の秦の武将。郿(び)(陝西(せんせい)省)の人。昭襄王のとき、武功により武安君に封じられたが、のち、宰相の范雎(はんしょ)と不和となり、王の信を失って自殺させられた。
はく‐きょい【白居易】
[772〜846]中国、中唐期の詩人。太原(山西省)の人。字(あざな)は楽天。号、香山居士。「新楽府(しんがふ)」など、平易流暢(りゅうちょう)な詩で、もてはやされた。日本の平安文学に影響を与え...
はく‐すうき【白崇禧】
[1893〜1966]中国の軍人。広西省桂林(けいりん)の人。字(あざな)は健生。広西派の領袖で、蒋介石と対立し、のちに和解。中華人民共和国成立後は台湾に渡り、蒋介石政権に参与。パイ=チョンシー。
ハクスリー【Huxley】
(Thomas Henry 〜)[1825〜1895]英国の動物学者。クダクラゲや動物の内・外胚葉について研究。ダーウィンの進化論を支持、普及に努め、人間も進化の過程を経たものと明言した。著「...
ハクスリー【Hugh Esmor Huxley】
[1924〜2013]英国の生物物理学者。1954年、J=ハンソンとともに筋収縮の滑り説を提唱。筋の微細構造の解明に寄与。
はく‐らくてん【白楽天】
⇒白居易(はくきょい) 謡曲。脇能物。宝生を除く各流。唐の白楽天が日本の知恵を探りに来ると、住吉明神が和歌をもって対抗し、船もろとも追い返す。