きせいがいねん【既成概念】
ある
物事について、すでにできあがっている大まかな意味内容。
- 注記
- 「既成」は、すでにできあがっている、前もって作ってあること。「概念」は、ある物事についての大まかな意味内容。「既成概念にとらわれない」「既成概念を無視する」などという形で用いる。
- 表記
- 「既成」を「既製」「規制」などと書きちがえない。
- 用例
- レンズとフィルムは物質であってなんらの既成概念もなければ抽象能力もない、一見ばか正直のようであって、しかも広大無辺の正確なる認識能力を所有しているのである。〈寺田寅彦・ニュース映画と新聞記事〉