たいざん-ほくと【泰山北斗】
泰山と北斗星のこと。その道で大家として仰ぎ尊ばれる人。また、
学問・
芸術などある
分野の
権威・第一人者のたとえ。略して「
泰斗」という。▽「
泰山」は中国山東省にある
名山。「
北斗」は北斗七星で、ともにだれもが仰ぎ見る
存在であることから。「泰」は「太」とも書く。
- 出典
- 『新唐書しんとうじょ』韓愈伝かんゆでん賛
- 句例
- 斯界しかいの泰山北斗
- 用例
- 何となれば彼は俳諧者流の泰山北斗にして、その人物もまたわが歴史中に一位置を占む<山路愛山・平民的短歌の発達>
- 類語
- 天下無双 天下無敵 斗南一人