1. その事物がどのくらい役に立つかの度合い。値打ち。「読む—のある本」「—のある一勝」

  1. 経済学で、商品が持つ交換価値の本質とされるもの。→価値学説

  1. 哲学で、あらゆる個人社会を通じて常に承認されるべき絶対性をもった性質。真・善・美など。

  1. 乗り物を使わないで歩くこと。徒歩 (とほ) 。

    1. 「—で山へ登りました」〈二葉亭訳・片恋

  1. (「徒士」とも書く)

    1. ㋐江戸時代、武士の身分の一。騎乗を許されない下級の武士。おかち。

    2. ㋑「徒侍 (かちざむらい) 」に同じ。

    3. ㋒「徒組 (かちぐみ) 」の略。

勝つこと。勝利。「—を得る」⇔負け

  1. 濃い藍色 (あいいろ) 。かちいろ。かつ。かちん。

  1. 襲 (かさね) の色目の名。表裏ともに萌葱 (もえぎ) 色。

  1. ウサギの毛で織った織物。兎褐 (とかち) 。

    1. 「錦の袋に入れたる一つと、—の袋に入れたる一つ」〈宇津保・俊蔭〉

アルゼンチン北部、サルタ州の村。標高約2200メートル、コンチャス川が刻む谷間に位置する。スペイン植民地時代の日干し煉瓦建物や古い外観を残した白亜教会がある。

出典:青空文庫

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2023年11月