動詞「唾 (つは) く」の連用形から。古くは「つはき」》唾液腺 (だえきせん) から口の中に分泌されるねっとりした消化液。唾液。つば。

  1. ツバキ科の常緑高木。本州以南に自生するが、関東以北では海岸地帯に点在し、ヤブツバキともいう。高さ3〜7メートル。葉は楕円形で厚く、つやがある。春、赤い花をつける。花びらは5枚あり下部が合着し、多数の雄しべも基部が合着している。果実球形で、秋に熟すと厚い果皮が裂けて黒い種子が現れ、種子から椿油をとる。ワビスケなど多くの品種があり庭木としても重用される。ユキツバキトウツバキとの交雑も行われ、白・桃色などの花もある。 春 実=秋》「—落ちて昨日の雨をこぼしけり/蕪村

  1. 襲 (かさね) の色目の名。表は蘇芳 (すおう) 、裏は赤。

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2023年12月