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辞書
１ その月の最初の子 (ね) の日。特に、正月の最初の子の日。古く、野外に出て小松引きをしたり、若菜を摘んだりして遊び、子の日の遊びと呼んだ。初子の日。《季 新年》
２ 11月の最初の子 (ね) の日。商家では大黒天を祭った。
取引所で、新年の大発会の最初にできた相場。
出典：デジタル大辞泉（小学館）
出典：青空文庫
･･･この姉を初子と云ったのは長女に生まれた為だったであろう。僕の家の･･･ 芥川竜之介「点鬼簿」
･･･在の二葉屋のへんに「初音」という小さな汁粉屋があって、そこの御膳･･･ 寺田寅彦「銀座アルプス」
･･･の亡くされたのは君の初子であった、初子は親の愛を専らにするが世の･･･ 西田幾多郎「我が子の死」
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初音
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鳥や虫の、その年、その季節の最初の鳴き声。特に、鶯 (うぐいす) の鳴き声にいう。《季 春》「うぐひすの身を逆 (さかさま) に—かな／其角」
