[名](スル)あてどもなく歩き回ること。彷徨 (ほうこう) 。徘徊 (はいかい) 。
[名](スル)ある考えを心にもつこと。また、その考え。「野心を—して近づく」

仏語。仏法の広大なことを、海にたとえていう語。のりのうみ。

  1. ほっかい(法界)」に同じ。

  1. 自分と何の縁故もない人。

    1. 「—の男ぢゃと思へば済むと」〈浄・重井筒

  1. 父母の命日などに無料奉仕したり施しをすること。

    1. 「橋立の供養に人の群衆 (ぐんじゅ) して施餓鬼の飯は—のため」〈鷹筑波・四〉

  1. 法界悋気 (りんき) 」の略。

    1. 「—ではなけれど、あの男めにあったら女房をもたせて置くさへ腹たつに」〈浮・懐硯・三〉

[名](スル)
  1. くずれてしまうこと。こわれてしまうこと。「地震建物が—する」「家庭の—」

  1. 放射性原子核放射線を出して他の種類原子に変化する現象放出される放射線により、α (アルファ) 崩壊・β (ベータ) 崩壊・γ (ガンマ) 崩壊という。壊変

  1. 素粒子が自然に他の素粒子に変化すること。

[補説]書名別項。→崩壊

有馬頼義の小説集。昭和12年(1937)刊。

出典:青空文庫

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