いっしゅく-いっぱん【一宿一飯】
ちょっとした世話になること。また、ちょっとした恩義でも忘れてはいけないという戒めの語。旅先などで、一晩泊めてもらったり一度食事を恵まれたりする意から。▽「一宿」は旅先などで一晩泊めてもらうこと。「一飯」は一回の食事をごちそうになる意。昔、博徒ばくとの間では、旅の途中で泊めてもらったり食事を振る舞われたりして世話になると、生涯の恩義とする仁義があった。
- 句例
- 一宿一飯にあずかる
- 用例
- なぜだろう?一宿一飯(メシの代りにタバコだったが)の恩を、知ったのだろうか。<獅子文六・自由学校>
- 類語
- 一飯之恩いっぱんのおん 一飯之報いっぱんのむくい