1 律令制下の基本的物納租税の一。大化の改新では田の面積および戸単位に、大宝律令では人頭税として課せられ、諸国の産物(絹・綿・海産物など)を納めたもの。庸 (よう) とともに都に運ばれ国家の財源となった。みつぎ。→租 (そ) →庸
2 西洋音楽で、楽曲の旋律や和声を秩序づけている、ある主音・主和音を中心に組み立てられた音の体系。用いられる音階が長音階か短音階かによって長調か短調に分けられ、おのおのの調はその主音の名をとってハ長調・イ短調のようによばれる。
3 日本の雅楽で、主音の音高を表す。黄鐘 (おうしき) 調・壱越 (いちこつ) 調など。
4 双六 (すごろく) で、二つの采 (さい) に同じ目が出ること。